Adobe Auditionで簡単バッチ処理!複数ファイルの音量を一括アップする方法

2024/01/192025/06/17 更新📖 約2分 | 843文字映像制作Adobeオーディオ

動画編集やゲーム開発をしているなかで、元音量が小さいSFXをいくつか見つけました。 個別に音量調整をしても良いのですが、今回はAdobe Auditionのバッチ処理を使って、まとめて音量をあげようと思います。

音量調整の手順

  1. 音量UP処理のテンプレートを作成する
  2. バッチ処理画面に音声データをドラッグアンドドロップする
  3. 1で作成したテンプレートを選択する
  4. 書き出し設定をしてバッチ処理を実行する

テンプレートを作成する

まず最初にSEに適用したい変更(音量UP)をテンプレート処理として作成します。 今回は「マルチバンドコンプレッサの出力ゲインを+12dBに上げる」をテンプレート化してみます。

まずはテンプレートウィンドウを開いて、録画ボタンを押してください。 この録画ボタンを押してから停止を押すまでの処理がテンプレート処理として保存されます。

テンプレートウィンドウで録画ボタンを押す

録画ボタンを押した状態で、適当な音声ファイルを読み込み、画面上部から「エフェクト > 振幅と圧縮 > マルチバンドコンプレッサ」を選択します。

メニューからマルチバンドコンプレッサを選択

今回は出力ゲインを+12dBにして音量を上げてみます。ここは好みの設定にしてください。

マルチバンドコンプレッサの出力ゲインを+12dBに設定

テンプレート画面の停止ボタンを押しましょう。

テンプレート録画を停止

任意の名前を付けてテンプレートを保存します。これで準備OKです。

テンプレートを保存

テンプレートを使ってバッチ処理を実行する

バッチ処理画面

画面上部の「ウィンドウ > バッチ処理」でバッチ処理画面を開きます。 音声データをまとめてドラッグアンドドロップします。 1で作成したテンプレートを設定します。

書き出し設定

書き出し設定画面

実行する前に書き出し設定を行います。

保存場所については「ソースファイルの場所と同じ」「既存ファイルを上書き」を状況に応じて設定してください。 また余計なファイルを作成したくない場合は「マーカーと他のメタデータを含める」はチェックをオフにすると良いでしょう。

バッチ処理の実行

バッチ処理を実行

あとは「実行ボタン」を押すだけです。ステージが「終了」になったら完了です。

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