【Blender】オブジェクトが左右対称にミラーされないときの修正方法

作成: 2025-07-06最終更新: 2026-01-22

ミラーモディファイアが期待通りに動作しない場合の原因と解決方法。原点位置の調整手順

概要

ミラーモディファイアは、オブジェクトを指定軸で左右対称に複製する機能です。キャラクターモデルや対称的な建物など、半分だけ作って反対側を自動生成するために頻繁に使われます。

しかし、ミラーモディファイアを追加したのにオブジェクトが正しく左右(または上下)に複製されない、ミラーされた側がズレて表示される、といったトラブルが起こることがあります。この記事では、その主な原因である「原点のずれ」と「未適用のトランスフォーム」について、確認方法と解決手順を解説します。

原点がずれている場合

ミラーモディファイアはオブジェクトの原点(オレンジ色の点)を中心に反転コピーを作ります。

原点がオブジェクトの中央にあると、その場で重なって複製されてしまい、ミラーの効果が見えません。

ミラーモディファイアの原点問題

解決方法: 原点を移動する

原点をワールドの中心(0,0,0)などに移動させれば、そのポイントを軸にして正しくミラーされます。

  1. 3Dカーソルをワールド原点に配置

    • Shift + C を押す(3Dカーソルが0,0,0の位置に移動します)
  2. オブジェクトモードを確認

    • 編集モードの場合は Tab キーでオブジェクトモードに切り替える
  3. 原点を3Dカーソルの位置に移動

    • オブジェクトを選択した状態で右クリック
    • Set OriginOrigin to 3D Cursor を選択

これで原点がワールドの中心に移動し、ミラーモディファイアが正しく機能するようになります。

トランスフォームが未適用の場合

原点を正しく設定してもミラーがズレる場合、オブジェクトのトランスフォーム(スケール・回転)が適用されていない可能性があります。

スケール未適用でミラーがズレている例

サイドバー(Nキー)の「Transform」パネルでScaleの値を確認します。1.000以外の値になっていると、ミラーの位置がズレます。

Scaleが0.003になっている

解決方法: トランスフォームを適用する

  1. オブジェクトモードでオブジェクトを選択
  2. Ctrl + A を押す
  3. 「All Transforms」を選択

これでScaleが1.000にリセットされ、ミラーが正しく機能します。

Scaleが1.000に修正された状態

補足

  • 原点とは:オブジェクトの基準点。移動・回転・スケールの中心となる
  • 3Dカーソルとは:Blenderで位置を指定するための基準点ツール
  • ミラーの軸(X/Y/Z)は必要に応じてモディファイアのプロパティで変更可能